土地屋調査士の苦労と将来性

《精神的苦労の側面》

肉体的側面における苦労や景気問題による仕事量の変化といった苦労だけでなく、隣接地との境界トラブルに巻き込まれるという苦労もつきものです。
土地家屋調査士の仕事上、境界をはっきりと明確にすることが業務の一環として義務付けられていますが、
それに伴い隣接地とのトラブルを呼び起こしてしまうことがあり、精神的な苦労もあるシビアな一面もあるといえます。
たとえば、大きな土地を不動産会社が宅地分譲するために測量をする場合や、隣人同士で境界問題について揉め事があった場合には、
隣接地との境界をはっきりさせることが、土地を開発するためにも、揉め事を解決するためにも、必要となるのですが、
場合によっては隣接地とのいざこざになりかねません。
特に、土地は財産として所有されていることが多く、自分の持っている土地の近くが開発されるのを好んでいないケースでは、この可能性が高まってしまいます。境界争いがある場合にそれを解決する立場として手続きを行えるのですが、もともと争っている場所に飛び込む形になりますので、
プロセスを一歩間違えると、より一層トラブルを深刻化させてしまう恐れがありますのでその点も十分に気を配らないといけません。

~土地家屋調査士の現状と将来性~
土地家屋調査士の良い点として、景気によって仕事量が左右されることはあっても、仕事自体がなくなることはないでしょう。
なぜなら、土地家屋調査士の仕事は、土地を分けたりまとめたり建物を建てたりする際には、表題登記が義務付けられており、
住宅ローンなどを借りる場合にも、表題登記がないと借りることは出来ないので、土地家屋調査士の仕事がなくなることはないといえるでしょう。
また、ここ数年で国民の権利意識が高まると同時に、境界関係の仕事も増えております。
しかし、一昔前の公共工事が盛んで、不動産取引が活発だったころと比較すると、仕事量はやはり減少しています。
《土地家屋調査士以外の資格を有して兼業で働く》
また、土地家屋調査士に限らず、一昔前までは資格を持っているだけで稼ぐことが出来ましたが、もうその時代は過ぎてしまいました。
土地家屋調査士は独立開業する方も多いようですが、一昔前に比べて年収が3分の1に減ったそうです。
また、ここ数年では日本の総人口が減少するという事態に直面していますので、今後も土地家屋調査士の仕事が大幅に増える見込みはなさそうですね。
では、どうすればいいのでしょうか。解決策の一つとして兼業で稼ぐことをおすすめします。
土地家屋調査士の資格だけでなく、他の資格も兼ねて行うことにより、他より稼ぐことが出来ます。
その中でも、司法書士や行政書士は、資格取得も難関ですが、その分稼ぎを伸ばすことも可能です。
ただし、これらの資格と兼務しているところはすでに多数あります。
むしろ、兼務していないところの方が少ない印象さえあるので、土地家屋調査士としての仕事を長く続けて稼ぎたいと思われる方は平行して
司法書士や行政書士の資格を取得することをおすすめします。

~土地家屋調査士の独立・開業は?~
土地家屋調査士の資格を持ちある程度の経験地を得た方は独立・開業される方も多い様子ですね。
では、独立・開業にあたって一番気になるポイントとしてやはり、開業資金や開業後の経費ではないでしょうか。
ここでは、そんな元手や経費についてご紹介していきましょう。